社長挨拶

国際文化財株式会社は、1999年に国際航業株式会社埋蔵文化財プロジェクト室としてスタートしました。2008年には国際文化財株式会社として分社化しています。この度、2023年10月から、なお一層、文化財保護の精神に則った事業運営を目指すために国際航業グループの傘下から独立することになりました。

私たちは、発足以来、埋蔵文化財発掘調査を事業の中心に据えて、日本全国で、発掘調査および調査報告書の作成、遺物整理や遺構測量、石垣計測などの業務に従事してまいりました。これらの業務について、経験豊富な営業員、専門の調査員や測量士・土木施工管理技士がお客様からのご要望にお応えし、各事案に適切に対応することで、数多くの実績を積み上げてまいりました。近年では、ドローンによる3次元測量やレーザ計測機による遺物実測等のデジタル技術の導入を進めるとともに、文化財保存活用地域計画の策定支援にも注力しています。コロナ禍により停滞していますが、海外での調査にも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

当社は、発掘調査の提案・調査から報告書作成、さらに保存活用計画策定までトータルにサポート出来ることを強みとしています。これからも、文化財保護に精通した営業と技術の職員が一体となって、地域社会の発展と歴史的環境との調和を目指して貢献していきます。

私たちの企業理念である「思いを馳せ、そして楽しむ」には、事業を通じて、過去の人々の生活や文化、当時の環境を明らかにすることで、より多くの人が歴史や文化財に興味を持ち、楽しんで欲しいという願いが込められています。その実現に向けて、役職員一同取り組んでまいります。今後ともご支援、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

国際文化財株式会社
代表取締役社長 伊藤敬太郎